関西で盛んな十三参りは、４月１３日の虚空蔵菩薩縁日の前後に行われるのが一般的です。
十三仏の十三番目である虚空蔵様にお参りをするのは、成人とされた数え１３歳の男女です。今の小学校６年生か中学1年の男女です。
虚空蔵様にお参りをし、厄を払っていただき知恵を授けていただく、と言う行事です。
京都嵐山の法輪寺が有名ですが、法輪寺でお参りした後に振り向かずに渡月橋を渡るとか。谷中でも虚空蔵菩薩をまつるお寺では、
「せめてウチの門を出るまでは、振り向かないでください。」
と言うことでした。振り向くと、せっかく知恵を授けていただいたのを落としてしまうからなのだそうです。
関西では、このときに振り袖を作ってしまううちが多いようですが、元々は、大人の着物を着るようになる、と言うことなので本裁ちのものであれば、かわいい柄の小紋などでもいいと思います。
ウチのお客様も、お母様の無地を着た方がいらっしゃいましたが、伊達襟や帯揚げ帯締めを変えて、かわいらしく装いました。これも着物の良さだと思います。
関東ではなじみの無い十三参りですが、最近少子化に伴い、お子様の成長を願う意味でも二十歳までの間にと着物を着せるお母様が増えたように思います。
そんなときにも、どうぞご相談くださいませ。
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| Date: 2010/03/18 |
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